009 RE:CYBORG 3

■009 RE:CYBORG
劇場版009、神山監督の最新作の感想その3。
※ネタバレを含みます。また、009と003ばかり目が向いてます。
※怒らないよ、という心優しい方のみ『続きを読む』からお願いします。

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009 RE:CYBORG　3回目

12/01映画の日。ライブクラスタのS氏とK氏にお付き合いいただいて、終電コースの2D版を見てきました。初2Dだったのでどきどき。
映画前にメイトととらに向かい、サントラを買おうと思ったのですが、どっちも…ない…。店員さんにがんばって訊いたのに。めそめそ。サントラ欲しい。この手で買いたい。
Kくんにアドバイスもらっちゃいましたよ。『劇場で買えば？』そうだね早く聴きたいし。通販よりはそっちがいいな。そうしよう。
Sさんとも合流し、カレーを食べて、カラオケで時間を潰して、劇場へGO！（余談だけどふたりともバンドやってるからリズムとるのうまいんだなあ…と感覚で思いました。）
でも劇場のサントラ完売だって。めそめそ。泣いちゃう。もう通販しかないのかなあ…。

新宿だし上映後はほとんど終電コースなのにも関わらず、けっこう席埋まってた気がします。嬉しいな。嬉しいな。でも3D版もいいんだよ。

タオル用意、ブランケットも拝借。よーし見るぞ。
というわけで見てきました。今回は全然考察できてないので、これから思い出しつつ書くんですけど、メモは下記の通り。

・2D明るい
・神山監督は最初の一言を重要視する
・ギルモア博士とイワンは約30年もの間ジョーと接触していない
・記憶のリセットはクリアに近い？
・三年間をクリアして009としての記憶保持

今回はメモにそってやってみましょうか。あと3回目とはいえ哀華さんの脳みそスペックわるいので（あいや脳みそ以外もわるいんだけど。）あんまり考察進んでないです。というかまた93中心にしか考えてないです。
あと、そろそろ私、深夜っぽい発言するかもしれないです。大丈夫な方だけお付き合いくだされば…ありがたいです＾＾；



＞2D明るい
3D版で見た時と全然違いますね。ビックリしました。これは個人差あるんだと思いますが、最初のヘリコプターがばりばり飛んでいくシーン。3D版を見ると、あそこ完全に灰色の空だった気がします。水面とかちょっと光ってたんですね。雲の隙間から射す日光とか気付きませんでした。
全体的に3D版より明るく見られるので、ジェットとグレートが飲んでたバーも明るくなりました。ちょっと健全度がUPですね。（気のせい）
2Dと3Dでまったく同じものを流しているのだと思うんですけど、仕組みどうなってるんだろーと思いました。2D見ても別段なにも感じませんでした。3Dのあの立体感はどこに消えてしまったのだ？
付き合ってくれたうちのひとりが『3Dは目がつかれる』と言ってたので、疲れる人は疲れるんだと思いますが、私は3Dを押したいですね。その方が臨場感あるから。
まあ今回の映画に関していえば、『3Dである必要性』はさほど感じられませんでした。（攻殻の3D版は世界観的にマッチしていて素晴らしかったです。）
しかしながら、アニメ業界の技術的には大注目映画なんだと思います。手書きじゃなくて、全部3Dなんだっけ？　私そちらの知識、残念ながらさして明るくないので分かりかねるんですけど…。
とにかく、技術がすごいと。3Dの方がモデリングとかなんとか、いろいろ手間かかる部分もあったでしょうし、ここまで滑らかに表現できる3Dアニメって私は知らないので、3D見てない人には見てもらいたい気はします。
神山監督は常にチャレンジャーですね。ちなみに私は3Dで見ても目の疲れは感じませんでした。疲れてるのかもしれないけど分からない。

＞神山監督は最初の一言を重要視する
これは確か『東のエデン』の時、インタビューか何かで記載があったと思います。
そのアニメの一番最初の台詞を、重要なものとして捉えてるんですね。
『東のエデン』の時はヒロイン咲ちゃんの『ここが…世界の中心なの？』でした。若者が抱える漠然とした不安感と、世界の中心に対する心もとなさ、自分はこの場所とは実はまったく無縁で世界の中心でもなんでもないのではないか…みたいな、そういうものを表現していたのだと思います。（たぶん）
今回の台詞はジョーの『初めに声ありき。言葉は彼なりき』からスタートしてるので、台詞としてカウントしていいのかちょっと分かりませんが、ジョーが”彼の声”を聴いているという事実は、これでどうやっても観客にインプットされます。
ジョーが聴いていた”彼の声”は、ピュンマが指揮する発掘チームで同様の文章を聴いていたっぽいので、最初の”彼の声”（言葉）はこの世界全体に降り注ぐものなのでしょう。
これを台詞としてカウントしなかったとしても、ジョー自身の最初の言葉は『これ…ずいぶん前から計画してたんだろうな』でしたっけ？　あるいは『先を越されちゃったな』。どちらにせよ、自爆テロのニュースを見た後でヒーローが呟く台詞ではありません。
ここでまず観客はジョーに対する疑惑を抱く。彼はどうしたんだ？　という視点を持ってもらうことで、世界に入り込めるように促してるんでしょうか。
まあ、その最初の台詞の答えが、あのラストなんですが。ラスト難しいですね。うん。何度見に行けば理解できるだろう。

＞ギルモア博士とイワンは約30年もの間ジョーと接触していない
これ2回目に見に行った時にあれれーって思いましたが、博士もイワンも本当に30年間ジョーに会ってないことが判明。
「想像してた通り…あの頃と変わらん姿だ」
≪久しぶりだね、009≫
博士もイワンもこんなこと言ってましたよ。ジョーもそうだねって感じでした。メンテナンスすら関わってない。イワンもここノータッチだったんだ。じゃあ本当にフランソワーズだけがジョー監視の任についていたのね。
私の妄想を軌道修正するための情報は手に入れました。
どうにも私、考察とか事実関係のリアリティさとか、そういったものの証明より、物語のなかの出来事の隙間を埋めることの方が好きみたいです。あの間ふたりはどうしていたとか。
というわけで、そんな妄想を支部へ投下するつもりです。

＞記憶のリセットはゴミ箱と一緒
強制的に記憶が戻ったジョーは、『なぜか今までリセットされた記憶も残ってしまったみたいだ』と零しています。
「強制的に記憶を戻したりしたから…」
「いいんだ、フランソワーズ。今は少し混乱してるだけだから」
物憂げに目を伏せるフランソワーズにそう優しく告げるジョー。ギルモア博士やジェロニモやイワンが居るのにふたりの世界。飛行機の中でもふたりは熱かったのでこれくらいナチュラルにやってのけます。
…話がスーパー逸れました。戻します。
今まで繰り返してきた高校生活の記憶も持っているということは、記憶の完全削除ではなく、その記憶へのアクセスができなくなる、ということみたいですね。
イメージ的にはPCのゴミ箱なんだと思います。私達が思い出せないだけで、脳は多くの情報を記録してるという話を聞いたことあるので、それを意図的に可能としているかどうかってだけっぽいですが。
だから通常のリセット手順でいくならば、私の妄想ではこうなる。
・記憶のリセット期間に突入すると、フランソワーズとの接触により封印解除。
・高校生なので卒業式後の3月中旬ないし下旬から4月初旬頃までは009としての記憶が戻り（保持を許可され）、イスタンブールに戻ってor近くのギルモア研究所でメンテナンスを受ける。
・記憶がある間はフランソワーズと仲良くしていてください。
・4月に入ったら記憶を封印され、高校一年生として再び日本でカムフラージュ生活スタート。
このサイクルなんだと思うんですよね。3年間をクリアして（ゴミ箱にいれて）009としての記憶は保持する。だから、3年に一度の逢瀬の記憶はあるんです。（じゃないと私の妄想が成り立たない。笑）

以上が今回のメモでした。あとはもうそろそろ私の93廃人っぷりを晒してもいいかなーと思うので叫びます。叫ぶだけです。はい。



私の93＜・＞＜・＞愛から怪光線が飛び出しそうなシーン。

・覚醒直前ジョーがフランソワーズを見て、その目に光が戻っていくシーンが好き
・ジェロニモの足のしたを潜り抜けコード引っつかみ屋上からダイブ格好良すぎる
・「フランソワーズっ！！」必死さが好き
・「加速装置！！」とにかく必死なジョーさんが好き
・フランソワーズ抱きとめて「なんて無茶を…！」ちょっと怒った風なのがいい
・宙ぶらりん状態で一度フランソワーズを片手で抱えなおす男前すぎ
・フランソワーズの「記憶…戻ったのね」からのジョーに抱きつく流れ可愛い
・ギルモア博士からの召集命令を伝えながらジョーの髪の毛を払って頬を撫でるフランソワーズ
・宙ぶらりんで見つめあい
・飛行機の中で手を洗ってたジョーの前に現れて消えていくフランソワーズの瞳が恋する乙女すぎてつらい
・飛行機の中そこ洗面所なのなんなの揺れないの支障はない？（待て）
・ジョー体力ありそうだし片腕で抱えちゃうくらいだし飛行の揺れもなんのその、か（おい）
・下着姿のフランソワーズに動揺の欠片もないジョーじたばた
・大胆な格好なのに恥らうフランソワーズかわいすぎて爆発するそりゃジョーも欲情するわ
・キスに躊躇いないね（見てるこっちが恥ずかしかったけどGJすぎる）
・ジョーの手がやらしい。いやらしい。えっちぃ。やらしい！！
・キスしながらくるっと回って壁際へ…スムーズですね
・そういうことしながらブラの肩紐はずしましたか慣れてますね
・お尻撫でてましたか手慣れてますね
・首筋にキスしましたか扱い慣れてますね（フランソワーズを！）
・「強制的に記憶を戻したりしたから…」「いいんだフランソワーズ」ふたりの世界ですね
・フランソワーズを人質にとったジョーを信頼してるフランソワーズ可愛い怯えなんて欠片もない
・「なんということだ…」というギルモア博士に「彼は昔の、ジョーのままよ…」と呟くフランソワーズ切ない可愛い
・「彼はジェットの潔白を晴らすために博士に銃を向けたんです！」必死なフランソワーズ可愛いイワンは分かってたね
・研究所が襲われ窮地に立たされた仲間のもとへテレポートで駆けつけスーパーガンで死体兵（？）倒すジョー格好良すぎ
・あの憂いを帯びた瞳に惚れる
・遠くから一度その顔見せた後、もう一回アップで見せるじゃないですか前髪揺らして格好良いよ
・ドバイから生還したジョーは博士の前でフランソワーズ抱き締めるんですよ
・「どうして僕は生き延びたんだろうと思ったけど今ならその理由がわかるよ…君のおかげでね」9→3おいしい！！
・「博士、作戦を！」からの防護服00ナンバーサイボーグ格好良いけどジョーのマフラーばさあっが素敵
・ジョー、フランソワーズ、ハインリヒの三人が迎撃のため戦艦へテレポートするシーン格好良い
・艦内へ潜入してから後ろを振り返りフランソワーズのこと確認するジョーが良い仲間としてだけじゃなく気遣いを感じる優しい目
・艦内の兵たちを一撃で気絶させるジョー格好良い
・「一機撃ち逃したわ！」「…フランソワーズ。ミサイルの弾道計算を頼めるかな」ここのジョーの悲しい声がつらい
・「あなたが帰ってこられなくなる！」「分かってる。でも、これしか方法はなさそうだ」自らの正義を貫く姿は孤高で止める術がないフランソワーズつらい
・「…イワン。今から言う座標へ、ジョーをテレポートさせて…」「…いいのかい？　フランソワーズ」イワン全部わかってる気遣ってるつらすぎる
・ここのフランソワーズの声弱々しくて胸が痛む
・バッグを肩に下げて悲壮な決意を固めたジョーがフランソワーズの視線に気付いてふっと微笑み右手を差し出すシーン好き
・近づいて手を絡めるふたり切ない
・キスしながら泣いてるフランソワーズを抱き締めるジョー、抱き締め返すフランソワーズつらい
・恋人繋ぎの手と手に力がこもっていくのに、ふ、と消えてしまう…涙目
・ジョーの温もりをぎゅっと胸に抱いたフランソワーズ切ないよ
・問題のラスト10分くらい考察できてないけどフランソワーズのセーフハウスで目覚めたジョーが艶っぽくて爆発
・黒ティーから見える鎖骨にじたばたしました
・そのベッドでフランソワーズを抱き締めて眠ればいいのに！
・ラスト寄り添うふたりがかわいい夫婦でした

私の93＜・＞＜・＞愛が見ていたポイントはざっとこんなものでしょうか。何個あるんだろう。適当に思いつくまま挙げてみたら46個のポイントが。多くない？　でもほらやっぱり7割くらい93で構成されてる映画だったんだよ。初回感想記事で言った気がする。うん。

まともな考察することあるか微妙になってきましたが…。
するとしても、恐らく93のために、でしょうね。（苦笑）
今後も見に行く予定はありますので、考察・感想やら妄想やらにお付き合いしていただければ嬉しいです。

どうもありがとうございました！