忍者ブログ
神山監督とタムラコータロー監督が好き。 I've Soundという音楽制作集団のぷち追っかけ。
■009 RE:CYBORG
劇場版009、神山監督の最新作の感想その4。
※ネタバレを含みます。93前提、考察なのか妄想なのか。
※怒らないよ、という心優しい方のみ『続きを読む』からお願いします。

2012/12/08(土) 4回目を見てきました。

今回はトモエについて。

・トモエとフランソワーズはリアルタイムリンクしてるのか?
・ある一定以上のストレスに晒された場合、緩和のため出現
・そもそもフランソワーズは彼女の存在を認識しているのか?

>トモエとフランソワーズはリアルタイムリンクしてるのか?
2回目の感想で少し触れた気がしますが、私はリアルタイムリンク否定派です。でもちょっと肯定派になってみよう。
六本木にジョーが居ると仮定してビルをスキャンしてたけど、その仮定に至る情報がトモエからもたらされたものなのでは?
ダイブギア(フランソワーズ)の見せ場として組み込んだんだと思うけど、森タワーに居ると判明したのはいつなんだろう。とか考えてみる。

トモエは実在しないのでトモエからの直接通信とは考えにくい。ジョーにGPSでもついているのか、トモエ出現時に脳波がある一定の波長を描いてそれをキーに捜索するのか、または監視カメラのデータを覗いたと考えられなくもない。
どれも決定打には欠けますね。
あれ哀華さんリアルタイムリンク肯定してないじゃないですか…?
うん、でもやっぱりそうだと思うんです。肯定できなかったすみません。
ともあれ、中盤でリアルタイムリンク説は否定できます。ドバイの核ミサイルの件が根拠です。

人っ子ひとり消えたドバイの惨状を目の当たりにしたジョーは、孤独に後悔と懺悔の海に溺れていました。
罪悪感と"彼の声"に対する疑惑、自分の存在意義について悩んでいたのでしょう。
壊れた噴水に腰掛けた時、突然トモエが現れた。

「どうして君が…」
「島村くん、あれから連絡ないし。心配したんですけど?」

ジョーの脳へのストレスが一定値を超えたので、トモエが出現したのだと思ってます。言うなればトモエちゃん擬似天使。フランソワーズの代わり。(天使の化石とか、本編には何ら関係ない意味合いで、トモエちゃんホント擬似天使。)(言いたかっただけ。)

「ここで昨日、沢山の人が死んだんだ…」
「そうなんだ…。島村くんは大丈夫なの?」
「ひとりだけ逃げ延びたからね」
「…それがつらいのね」
「……うん…」

トモエはうなだれるジョーを抱き締めます。
六本木のシーンと同じように、頭を抱えるようにした後、そっと呟きます。

「神様は越えられない試練は与えないと思うの」

瞼を下ろし白昼夢終了、ジョー覚醒。海辺に倒れていたジョーの頬に落ちる雨粒。ゆっくり起き上がる。

「…そうか。トモエは君が見せていてくれてたのか」

この時のトモエが、フランソワーズが見せていた幻影なのか、ジョーが思い描いた救いがフランソワーズに似せたトモエを作り出したのか、読み取れませんでした。
まあ素直に受け止めれば『トモエ=フランソワーズが見せていた幻影』だと思うんですが、哀華さん、ここのトモエだけはそう思えない。ジョー自身が思い描いた救いの手として、トモエは居てくれたんじゃないかなと。
ジョーはトモエにフランソワーズを重ねたんだ…と思ってます。

これ以降、トモエは出てきません。
トモエが存在しないこと、トモエが存在していた理由を、ジョーが認めたのだと思います。
フランソワーズが居るから、もうトモエに語りかける必要はない。
その証拠に、ドバイからギルモア研究所に戻ったジョーは、フランソワーズを抱き締めて答えます。

「どうして僕だけ生き残ったんだろうと思ったけど、今ならその理由が分かるよ。彼の声も全く違った意味に聞こえる。君のおかげでね」

ここのフランソワーズきょとんとしてるんですよね。
だからトモエとリンクしてないなぁと思ったのです。
一番の根拠は、ジョーの生存をフランソワーズが知らなかったこと。
…ん? ミサイル着弾直後は生存確認は不可能だった、けど…。

≪003、009の脳波信号は受信できないのかい?≫
「…電磁波の影響で」

惨劇の直後のイワンとフランソワーズの会話から考えると、少なくともこの時点での生存確認は不可能ですが、ジョーからの脳波通信が入るまでフランソワーズが大人しくしていたのが引っかかる。
哀華さん的には(REの)フランソワーズは、もう少し積極的というか、黙って泣いてるタイプではないので、状況を整理しつつ不安も心配も飲み込んで、常にジョーの安否を探っていたんだと推測。

…また話が逸れました。毎回ぴょんぴょん跳ねていく。議題を忘れたフリーダムな妄言が飛び出しますが、勢いのままに綴るのって指が追い付かないね!(時間がとれないので、わりと携帯メモ)

戻します。すみません。

トモエとリアルタイムリンクしてるかどうかって判断はつきかねるかなあ…と今書きながら思い始めました。
ジョーの意識がないと脳波通信はできないかもしれないけど、ジョーからの連絡にフランソワーズやイワンはあまり驚いているようには見えなかった…ような。
ギルモア博士が『生きていたのか』か『無事だったのか』と漏らしていたのは覚えてるんですけど。
衛星写真からの確認とか? でも都合よくドバイ付近を周回していたとは…うんさっぱり分かりません。
まず電磁波の影響がどのくらいの範囲なのか、収束にはどのくらいの時間を要するのか、分かりかねます。残念。(調べないあたりがロークオリティ!)
だけど、フランソワーズとイワンはギルモア博士より落ち着いているから、ジョーの生存に確信があったんじゃないかな。ラスト宇宙へジョーを送り込むフランソワーズとイワンの描写を思い出すと、ふたりとも生存に確信があったとしか思えなくなってきた。
だってジョーが弾道計算を頼んだ時のあの悲しみよう、狼狽っぷり。
方法は断定できないけど、ドバイの惨劇から生き延びたって判断してたんじゃないかな。

結論が行方不明になりました。(…ひ、ひどい。)
トモエとフランソワーズは無関係ではないとしても、リアルタイムでリンクしてない、フルリンクしてるわけでもない。と思います。
フルリンクしていたら、ジョーのことを詳しく把握してる筈だからね。たぶん。

なんか上手くまとまらないまま、4回目を見てきてしまいました。
今回はトモエに絞ってこのまま書き連ねたいと思います。


※以降、4回目鑑賞後の考察メモ


・ギルモア博士だけはジョーが死んだと思っていた様子
・フランソワーズもイワンも(ジェロニモも)動揺していない
・ギルモア博士が精神的苦痛に倒れかけたから冷静にならざるをえなかったのかもしれないけど、三人はジョーがそう簡単にくたばる筈がないと思ってたに違いない
・この目で死亡を確認するまでは仲間の死を信じない三人
・ジョーがトモエの名を呼んだのは一度だけ、普段は君
・ドバイの惨劇から目覚めた時に「…そうか。トモエは君が見せていてくれてたのか…」
・君=フランソワーズ、彼ではない、またトモエの存在は彼の声に対抗するため備ったものではない
・六本木のトモエとドバイのトモエの行動が一致、ジョーを抱き締めている
・やはりジョーの精神を安定させるために存在していると思う
・ドバイのトモエとラストのフランソワーズのセリフが一致
  トモエ「神様は越えられない試練は与えないと思うの」
  フランソワーズ「神様は私達に越えられない試練は与えないと思うの」
・トモエは自分を含めていない=実在していないから
・フランソワーズは自分を含めた00ナンバーサイボーグ、地上に生きる人々のことを指していると思う=リスタート
・トモエとフランソワーズの外見的一致→前髪、カチューシャ、マフラー、瞳が似ていると思うの
・トモエはフランソワーズが見せていたのだとしても、トモエの言動すべてがフランソワーズの意図するものと完全に一致しているわけではない
・トモエはジョーの精神を安定させるために仕組まれた存在、基盤はフランソワーズだろうけど、あのトモエを象ったのはジョー自身だと思う
・繰り返される高校生活の当初、トモエは存在しなかった
・途中からストレス緩和のために導入
・長年の繰り返し及び過去の記憶の整理が追い付かず、ジョー自身もトモエ誕生の時期や経緯を忘れていた(ドバイでそれを思い出した?)
・ジョーが心の安定を求める存在=フランソワーズだから、自然とトモエにフランソワーズを(無意識に)投影していった

もはやトモエはフランソワーズの手を離れ、ジョーの中で生きている。無意識にフランソワーズを重ねてきたことに気付いて、微かに笑うといいよ。そんな島村ジョーが好きです。
…妄想が混じりだしました。ジョーがそのことに気付いて微笑んだかはともかく、トモエの誕生、存在意義、そして消滅の流れはこういう感じなのかなと。誕生は妄想、存在意義はほぼ間違いない、消滅は不確定です。


※なんか妄言がひどくなってきましたので隠します。反転しておきますが携帯は上手く変換してくれないかもです。気分を害する発言だったらごめんなさい。わりと下世話な妄言なので、苦手な方は綺麗な哀華さんのままにしておいてください。原作のジョーもフランソワーズもこんなノリじゃない…のだろうと思うんですけど、かぷ脳が疼いて壊れました。
反転→島村トモエ…。存外いい名前ですね。(待て)いやフランソワーズが居るから有り得ないんですけど、ジョーがトモエの話をして、ちょっと拗ねちゃう(面白くない)フランソワーズ可愛いなと。いやでもREのフランソワーズなら「浮気者ね」くらい冗談混じりに笑顔で言ってくれるかな。少し失敗したなって顔でジョーが「そういうのじゃないんだ」と。まだからかって「本当に?」と詰め寄るフランソワーズに笑って「本当だよ」と返し撫で撫でするか肩を抱くかしそうなREのジョー。他のジョー存じませんが、哀華さんの印象はこのロールキャベツ系男子が!(喜び)
島村くんマジロールキャベツ系男子…。言いたかっただけですごめんなさい。でもRE組の哀華さん的には島村くんマジロールキャベツ系男子としか。だって記憶戻ったらすぐフランソワーズと!! いいないいな哀華さんフランソワーズのカチューシャになりたい!そしてy(ry)ごめんなさいそろそろ黙ります…。
←ここまで。

話をまとめましょう。(どう考えても流れがおかしい)

>トモエとフランソワーズはリアルタイムリンクしてるのか?
結論:していない
ドバイの件でジョーの生存を知らなかったので。

>ある一定以上のストレスに晒された場合、緩和のため出現
結論:ほぼ間違いなし
六本木は自爆テロ決行直前でした。脳にある種の負荷がかかっていたと思われる。
ドバイは自責の念が強く出ていた。優しいジョーは胸を痛めていたのだと思います。

>そもそもフランソワーズは彼女の存在を認識しているのか?
結論:わからない
哀華さんの脳内妄想では、フランソワーズは誕生のきっかけや生みの親みたいなポジションなんですが、トモエのことを認識しているのってジョーだけなんですよね…。
……そう考えたら、フランソワーズが作り出したとも言い切れないような?
ジョーが『トモエは君が見せていてくれてたのか』と言っているとはいえ、それはジョー自身が望んだから現れたとも考えられる。…これもまた結論が行方不明に。

全然まとまらなかった…。
今回ダメダメですね…すみません。
携帯で書いてると、ぶつ切りになっちゃうんですよね。空き時間に書いているもので…。
ちょっとPCで編集すると、書いているうちに結論がくすくす笑いながらどこかへ行ってしまう…。
あと残念な妄想が飛び出しました。ごめんなさい。哀華さん、こんな…残念な……人です! …はいorz

あーあと大事なとこが。メモレベルになっちゃいますが。

・ドバイのトモエとラストのフランソワーズのセリフが一致
  トモエ「神様は越えられない試練は与えないと思うの」
  フランソワーズ「神様は私達に越えられない試練は与えないと思うの」

これに気が付いた方も多いと思うんだけど、私の解釈はあってるのだろうか…。
フランソワーズは『私達に』って言ってるから、ジョーを支えたいって気持ちもあるし、00ナンバーサイボーグとして"彼"に応え正義を貫こうとしてるとも思えるし、この世界に住むみんなが
"彼"と向き合えるように頑張って進んでいこう…とも。思えて。

何度か書いた気がしますが、今回の『009 RE:CYBORG』って00ナンバーサイボーグ達のリスタートだと思ってるので、私にはそんな解釈が思い浮かんだのです。
00ナンバーサイボーグ達のリスタートは、この世界に住むみんなのリスタートでもあるんじゃないかな…これから"彼の声"に立ち向かっていくのだと思うので。

と、トモエとフランソワーズの台詞を深読みしてみたり。

93妄想する上でトモエは外せないと思う面があるので、掘り下げたかったんですけど、まとめきれなかったです。
次回は4回目の翌日、井上和彦さんをお招きしてのイベント回です。軽くレポできたらいいなーと思います。

お付き合いしていただき、どうもありがとうございました!

拍手[7回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
[TOP]  48  47  45  44  43  42  41  40  39  38  37 
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[05/09 mugi]
[07/15 あえな]
[07/02 桜井孝治]
[11/10 ana]
ブログ内検索