2015年12月号

2015年12月号

ネタバレ満載の感想です。未読、単行本派の方はご注意ください。

本誌読みました。
ヤバイ。泣いた……今までとは違う意味で泣いた……。
何の涙だろう……。

ここ最近、びしゃあが主人公ポジションに立ってたわけですが、今回もそんな感じでしたね。
兆麻さんが七器が封じられていた場所で捕らわれ、びしゃあが大逆罪に問われ、天の討伐隊がひよりんの学校へ向かいました。

兆麻さんが捕らわれたことにより、天はザワザワ。七福神もおろおろザワザワ。
恵比寿様が……ちびえびが……すごく怒っていて、ああ、彼は変わらないんだ、びしゃあのことも大好きなんだと思うと…恵比寿様（ ; ; ）
七福神はかなり天に投資してるので討伐の拒否権を行使したいとチビえびが言うのですが、司守りが「そんなものはございません。あなたも神であるならば、ご自分の力でどうにかされては？」と。
チビえび憤怒。ものすごい怒ってた。
「じゃあ僕は金で全てのかたがつく世界に……！」
「若！」と声をかけられ宥められます。
叔父えびはクール、チビえびは可愛い。普段は無計画に感情を剥き出しにしない恵比寿様が、ここまで怒るのは……（ ; ; ）
ここのチビえび、叔父えびになってて、ほんとに苦しかった…。
ノラガミは本心を見せる時の姿が大人（恵比寿様）だったり、子ども（夜ト）だったりして、やっぱり上手いなあと思いました…。
天神様が「恵比寿は怒っている。毘沙門天を助けようとしない天や七福神に。そして動こうとしない大黒、君にもね」…すごく悲しそうな顔で切り込んでくる天神様もつらい。
人に裏切られたことがあるから、この状況が苦しいんだろうな……びしゃあとは仲悪くなかっただろうし。。
お酒を飲んで気を紛らわせてる小福さん、言葉を失う大黒さん…みんなつらい…。

天が騒がしい。無反者が出たと飛び交う声の中、雪音くんのもとへ、まさかの野良が。
「雪音、助けて」
何事なの…。雪音くんに耳打ちする野良、相変わらず妙に艶っぽい。
「父様が大変なの。私は助けに向かうけど、一人じゃ負けちゃう。父様を助けて」
大逆罪に問われているのは、毘沙門天だと知る雪音くん。
野良は雪音くんを利用しようとしてるんだろうけど、雪音くんも気持ちに整理がついてないから、揺らいでるのつらい……。
少し前なら、兆麻さんが仕えてる神様だし、なんかやったのはお前らだろ、くらいの剣呑さで返したかもしれないのに、今は兆麻さんへの信頼が揺らいでるから、野良の言葉を聞いて動揺してる。
迷ってるのかな雪音くん…違うといいな（ ; ; ）
でも何も知らない夜トが討伐行くぞってとき、
「待って夜ト！オレらも行かなきゃダメなの？」
「祝であるお前が役に立たないわけねーだろ。なんか隠し事してる？」
「！い、いや……」
「ふーん。それ誓える？……行くぞ、雪器」
ここすごく好きです！！あのクズニートたかり神だった夜トが（今もひよりや大黒さんちのご飯たかってるけど）雪音くんを誇りに思ってることがよく分かるし、なんかもう……最近の夜ト、すごく自信に満ち溢れてるんですよね……。
ひよりに「同伴しちゃう？」とか言ってたのも、「夜トを信じてくれるひよりと祝である雪音くんが傍にいるから」、福の神としての自信はまだ持てなくても、ふたりが好いてくれる夜トに自信が持てたのかな…と思うと、最近の夜トちゃんほんと強気なのも納得だし、ひたすら可愛いです。
かっこ可愛い夜ト神ずるい！早くひよりと結婚して雪音くんと3人仲良く暮らしてろくださいお願いします……（泣いてる）

学校は天災にザワザワ。ひよりだけはびしゃあと藤崎の戦いだと分かって、身を潜めながら夜トのこと考えてる。
（夜トもここに来てるの…！？）
夫の心配するひよりん女神です可愛い…いつでも夜ト→←ひよ描写いれてくれてありがとうございます……（ ; ; ）
ほんとに普通の少年漫画だったらヒロインの不安げな表情アップに名前呼ぶ一コマで終わりそうなイメージなんですけど（私の勝手なイメージです）、あだとか先生は我等がヒロイン夜トの正妻たった一人だけの嫁こと壱岐ひよりちゃんを少ないコマの中でバッチリ表現してくださいました…。
夜トのこと心配だよ！ひよりんはいつだって、夜トと雪音くんのこと考えてるよ……女神さま……結婚してください、夜トと（ ; ; ）

タケちゃん率いる天の討伐隊と戦うびしゃあ。というか、七器。
藤崎は逃げたみたいです。まだ近くにいるだろうけど…。
七器は藤崎の「神ごときが」という言葉に何か共感するものを覚えたようでした。
「あれは（天に）大切な人間を奪われた者の言葉だ」
前回ようやく藤崎の人間味、本性が出てきたところなので気になります…。
藤崎が歪んでしまった理由、野良を使役する理由、夜トを生み出した理由…全部その「大切な人間の奪われたこと」に何かしらの関係がありそうでソワソワします。

七器はまだまだ戦い足りない様子で、天に歯向かいます。
タケちゃんは七器は兆麻にも劣るのかと落胆、黄雲さんを使ってびしゃあを討伐しようとします。
そこに夜トと雪音くんが顔を隠して登場、びしゃあと戦ってるふりしながら親父と戦ってたのか何してんだ的な会話をかわす。
びしゃあ泣いた……ぽろっと泣いた…可愛い。兆麻さんに見せてやってよその顔は……。
夜トも「そんな顔されたらさあ、罪をおかしたくなるだろ」とか言って、顔を隠してた布を取り、天に向き直る。
何してんだよお前！　雪音くん慌てる。
私も動揺。でも夜トのそういう真っ直ぐなとこ好き。
ひよりんと雪音くんのおかげで、自分へ間違ってないと…ひよりと雪音くんが信じてくれる自分を信じられたんだね……（ ; ; ）
雪音くんの師であり、昔から支えてくれた兆麻の主、びしゃあに加勢する夜トかっこいい。
ひよりのおかげで顔を合わせれば命狙われる物騒な関係は解消されたし、ひよりと雪音くんのためにも天に刃向かう道を選んだ夜トちゃん好き……。

やっぱり、ノラガミって夜トひよ雪がベースだし、夜トひよの関係性が全ての始まり、土台だから、何があってもここは揺るがないと思う。
ひよりのおかげで変われた夜トは、ひよりや雪音くんを裏切るようなことしないです。
それは今の夜トにとって身を斬るよりも苦しくて痛い選択だと思う。
この共闘が落ち着いたら、夜トひよ雪の日常がちょっとでも見れたらいいな……（ ; ; ）

次回からはいよいよ主人公ポジション取り返して、びしゃあと共闘、タケちゃん嬉々として雪音くん狙ってきそう。
こわい。雪音くんが負けるとは思ってないけど、野良の動きが不穏すぎる…。
父様はびしゃあ襲撃が予想外だったみたいだし、野良は父様の命令で動いてるわけじゃないのかも、今回の雪音くんへの助っ人は…。
雪野良も父野良も好きだったんですが、夜トへDVとかあったの考えると父様おのれ……。
野良は父様しか知らないから、桜さんに出会う前の夜トみたいな…雪音くんが、野良自身が自覚していない孤独を癒して、寄る辺になってくれたら嬉しいな…。
そう簡単にはいかないし、野良はそんなこと望んでないかもですが、雪音くんには野良にも手を差し伸べてほしいという我儘です。
真摯で紳士な雪音くんなら、敵であってもやりかねない。
元は野良も夜トの神器だから、いろいろ思うところはあるでしょう……良くも悪くも。

すごく心配なのは、ひよりんなんですよ…。
兆麻さんも心配だけど、くらは経由で何とかなると思ってる。
あそこ神器が多いし、七福神の力添えもあるかもだし、兆麻さん奪還→びしゃあのもとへ！になるのかなあ。
だからそっちは心配してないんです。問題はひよりんです……。
藤崎ノーチェックなの今。夜トが天との戦いに身を投じてる隙に、ひよりが藤崎に捕まったらどうしよう（ ; ; ）
後からしゃしゃり出て、「ひよりちゃんを助けたければ雪音と交換だ」とか言われたらどうしよう（ ; ; ）
こわい。考えただけで苦しい、いやなの、もう関わらないで…。
夜トがどっちかを選べる、言い換えれば切り捨てられるわけない。
だから「雪音、わるい」って一言だけ告げて、藤崎を斬る覚悟を決めたらどうしよう……前にそんな話書きました（背中合わせの覚悟）けど、救われないから公式でやられたら泣いちゃう…もう泣いてる（ ; ; ）
仮にそうなっても、ひよりんは夜トを止めてくれる（抱き締めてくれる）と信じてる。

今月号も面白くるしい展開で私はしにそうです。クリスマス番外編ください。
プレゼントはオ・レ☆〜（ゝ。∂）で、ふたりだけのせいなる夜（意味深）を過ごしてください夜トひよちゃん……。

今朝、一回読んだきりの感想なので何か解釈違いや見落としがあるかもしれませんが……。
久しぶりに感想でした。

夜トひよ雪、兆びしゃ、笑ってて（ ; ; ）