神山監督とタムラコータロー監督が好き。
I've Soundという音楽制作集団のぷち追っかけ。
2015年3月号
ノラガミ第51話
ネタバレ満載の感想です。未読、単行本派の方はご注意ください。
※下書きのまま今更(5月5日なう)あげますので尻切れトンボですが…。
ノラガミ第51話
ネタバレ満載の感想です。未読、単行本派の方はご注意ください。
※下書きのまま今更(5月5日なう)あげますので尻切れトンボですが…。
2015年3月号 第51話「救い」
今月号で一旦、藤崎襲来編は区切りがつきましたね。ひよりん可愛いかつ強かな女の子になりましたね好き。
壱岐病院が面をつけた妖に襲われ患者は暴徒化。ひよりの母も怪我を負い、私のせいだと自責するひよりは、藤崎の声に流され妖化の道を辿りつつあった。
駆け付けた夜トの手を振り払い病室から飛び出したひより。ひよりの妖化に伴い、夜トがヤスむ。動揺する雪音を連れてひよりを追う夜ト。
藤崎の仕掛けた暴動と甘言により、ひよりも夜トも混乱。特にひよりは家族を失う恐怖から正常に思考できる余裕もなく、蹲って夢ならいいのにと震える。
此岸にはもうひよりの帰る場所もない、だから殺して神器にしてしまえと藤崎が夜トを誑かす。
夜トも震えるひよりを前にどうしたら救えるのか分からず愕然とする。現実に起こってしまった暴動は広まり、ひよりは心ない人の目に晒される。その時に自分は何をしてやれる、どうしたらいいと躊躇っている間にひよりに噛み付かれる。
ひよりは何も纏うものがない心で、
「置いて行かないで」
「一緒に居たい」
と夜トの傍を望んだ。それは藤崎の策略により無理矢理晒された本心の一欠片に過ぎない。
ひよりから受けた傷より胸を痛めながら、雪器を離してひよりと対峙するも、乱暴にもできず攻撃を受けてしまう。
雪音はふたりを止めたいが斬ることもできない。しかし反射的にひよりに刃を向けてしまい慌てる雪音、ひよりを傷付けたくないからこそ痛む胸は主である夜トの胸も刺す。
尾を斬るか縁を斬るか。
降り注ぐ藤崎の言葉に、ひよりを見つめる夜トの瞳が問う。泣きながら襲いかかってくるひより、雪器を構える夜ト、悲鳴をあげそうになる雪音。
正面から飛び込んできたひよりを受け止めるため雪器を手放し、全身でひよりを抱き留める夜ト。ヤスみに侵されていく身体に構わず、たどたどしい言葉でひよりを此岸に導く。
「大丈夫だから」
「ばあちゃんになるまで生きろ」
「死んだら会えない人が居る」
「おまえは、まだこっちに来るな」
「帰れ」
この「帰れ」という短い一言が胸に染みる。帰ろう、でもなく、帰って来い、でもない。明らかに神と人間、彼岸と此岸の境界線の向こうからの言葉。どんなに近く傍に居ても同じ場所には立てないという事実を悲しいくらいに思い知らされる。
ガタガタと震えていたひよりが顔を上げる。ぐちゃぐちゃになった表情は少しだけ晴れやかで、頬を伝い落ちる涙は光りながら消えて行った。
肉体に戻ったひよりを見送って、その場に横たわる夜ト。
「これでひよりを救えたのか?オレはひよりを見捨てただけじゃないのか…?」
ひよりが残したヤスみはじくじくと痛む。噛み付かれた肩口からは血が流れ、瞳から溢れそうな思いを飲み込んだ。
「判じろ、オレの祝」
正解なのか分からない問題、見えない現実に怯えれば、雪音も戸惑いながら誓うように返す。
「わかんない…。けど、オレ達はひよりの傍に居よう」
「障られてる子がいやなら言の葉を貸してやってもいい」
最初は言の葉なら障りをどうこうできるのか?と思ったんですけど、落ち着いて考えたら違った。これは障られてるひよりを神器にして傍に置くのではなく、妖化したひよりを傍に置くなら、という意味だったんですね。理解したらこみ上げてきた憤怒。ひよりはものじゃないし、ひよりが夜トの傍を望んでるのは本当だけど、神器になるのも妖化するのもひよりの本意じゃない。
↑↑↑下書きここまで↑↑↑
藤崎ゆるさない……って思ってました。今も思ってますが( ˘ω˘)
少年誌にしてはエグい展開にビックリしました…。
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